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「すいません」より「ありがとう」〜介護ヘルパーとしての働き方いろいろ〜 | |
「すいません」という言葉が身につきすぎているのは私だけでしょうか。
何でもかんでも、いつでも「すいません」と言ってしまうんですねえ・・。 でも、これは嫌われます。 いやっ。「嫌う」まではいかないかもしれませんが、利用者さんが好きな言葉ではありませんデス。 私にとって「すいません」は単なる口癖・・なのですが、すいません、すいません、と言い続けるのは・・好まれない。 これは車椅子利用者の方に教えてもらったことですけどね・・。 例えば介護者が車椅子の方の外出援助をしていたとします。 そしてお店に入る時、通りすがりの人が介護者の代わりに、ドアを開けてくれたとします。 又、エレベーターに乗る時、同乗者がボタンを押してくれたとします。 そういう些細な時々、何かと相手に「すいません」と言い続けるのはよくない。 私たちが出かけるのは「すいません」なことなのか? 「すいません」と謝らなければいけない、ということなのか? 利用者さんは思います。そりゃそうですよね・・。それでなくても、特に障がい者の方々はナイーブな方が多いです。過去に世間で色々あったから・・こういう言葉一つにも敏感に反応される方も。 これはまずい、と気づいた瞬間でした。 日本は「すいません」の文化だと言う人もいる。 全ての会話が「すいません」で済むという・・(汗)。「すいません」って言葉には、ネガティブな雰囲気がありますね。 でもほとんどの「すいません」は「ありがとう」に変換できます(謝るわけでない限りは)。 「ありがとう」は、店のドアを開けてくれた貴方の優しさに「ありがとう」。エレベーターではボタンを押してくれた貴方の優しさに「ありがとう」。 ここで全て「すいません」と言うと、ニュアンスとしては「貴方に迷惑をかけてすいません」になるわけです。 「生まれてすいません(太宰治)」ってことかあ?と利用者さんとしては思ってしまうわけです。 些細なことではありますが、できるだけ「すいません」は「ありがとう」と言い換えた方がいいと私は思います。 「すいません」という言葉が体に染み付いている人は私だけではないと思うので・・!介護の仕事をしていると、余計に、「すいません」を連発してしまうので、思わず書いてみました。 私の周りの介護者さんたちを見ていても、みなさん結構「すいません」を連発しておられるので。 細かいことだとは思うんですけど、とても大事なことだと思います。 |
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