私の日記というかひとりごとコーナーです^^
★2009年4月22日
- ■親の介護、誰がする?
清水由貴子さんが亡くなったというニュースを聞きました。
彼女が一人で親をみていたなどと言われています(彼女には妹さんもおられたようですが)。彼女が独身で未婚で子供がいなかったそうです。そのことについても、色々なことが言われているようです。
親の介護問題を一人で抱え、介護疲れで自殺したとか・・
色々なことが言われています。
こういう話が出ると、老後にどう備えるか?というテーマで色々な意見が出てきます。
独身が悪い!
子供をつくらなかったのが悪い!
子供を沢山つくらなかったのが悪い!
お金を貯めてこなかったのが悪い!
子供が沢山いて、財産があれば、老後、不幸にならない。
などという意見もよく聞くんですが・・
それもそうかもしれないんですが・・
ただ、介護や福祉の仕事をしているとつくづく思うんですが、
子供が沢山いて、財産が山ほどあっても、
「意味がない」「関係ない」ことも多いです。
すごく多いです(断言)。
子供も財産もある方が絶対に良いに違いないんですが、全てではないというか(ないより100倍良いでしょうけども)。
介護問題、財産問題が始まると、
途端に子供同士が冷たくなることも。
そして兄弟は他人の始まり、とはよく言ったものです。
兄弟同士での裁判とかいう話もよく聞きますし。
親の財産を奪って子供が逃げた、という話も多いです。
子供が全く面倒をみずに、遠い親戚が介護、子供達は親の死後の財産分けを待っている、とかいう話も普通に聞きます。
あ、今ここに書いた上記のケース、
私が実際に知っているケースです。
私一人が知っている話だけでこれだけあります(もっと色々ありますが)。
色々なケースがあるので一概には何も言えませんが、
一人で家族の介護をする場合、
一人で抱え込む前に、自分が壊れてしまう前に・・
誰かに相談できないものかと思います。
社会資源の活用も考えてみて欲しいものだなと思ったり。
それは恥ずかしいことでも何でもないんですが、とても真面目な人はそれができない場合もありますよね。
まあでも・・すでにそういうアクションも起こした後に、精神的に追い込まれて彼女のような最後の選択を選ぶ方も多いのかもしれないのですが・・
本人のことは本人しか分からないかもしれないですし。上に書いたケースについても、子供世代も、生き延びるだけで難しい時代、何らかの事情があったのかもしれませんね(それにしても驚くケースも多いんですが)。
先のことは分かりませんが、今の時代ならぎりぎりまだ(今年とか今月とか今日とかいうレベルなら)、日本において色々な社会制度を利用するのが可能なように思うのです。
そのための介護保険かなとか。足りない部分は色々あるにしても。
最後に、話は変わりますが・・
- ある知人(社会福祉の世界に関わって30年以上)はこう言います。
「一番可愛がられた子供があっさり親を捨てて、
一番可愛がられなかった子供が親の面倒みたりするものよ。」
考えさせられる言葉です。
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