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ホームヘルパー2級講座受講体験記(実習編) ・ホームヘルプサービス同行訪問 〜訪問介護サービス事業者での実習〜 その1 |
![]() 今日は、訪問介護サービス事業者である「介護さーびす(仮名)」での同行訪問。同行訪問って何?と思う。要は、訪問に同行する、という意味なのだろう・・、などと考えながら、今日の実習先に向かう。 「介護さーびす」の最寄り駅には相変わらず、 実習開始の30分以上前に到着(笑)。 相変わらずの早さ・・。でも遅刻より断然マシです。 そして、朝8時に、訪問介護サービス事業者「介護さーびす」に入りました。他の実習の際は、同じホームヘルパー2級講座の受講生と共に参加してきましたが、 この日は、私ひとり。 朝から緊張しました。 別に同じクラスの受講生と実習に参加したところで、一言も口をきくわけでもなかったりしますが、それでも一人っきりではない、というのは安心なものだなあ・・と感じました。 「介護さーびす」は、新築マンションの1階にありました。 そして関連施設が同じく1階にありました。 最近、マンションの1階に、訪問介護サービス事業者などが入っていることが多いですよね。 ここもそういう事業者の一つでした。 窓の大きな綺麗な部屋の一室に入ります。 「○○から参りました、実習生のまりんです!」と挨拶。 中には女性ばかり! 年齢的には30代、40代、50代?くらいの女性が沢山。 制服らしき服を着て、訪問介護の仕事に行くところ、という感じの方もいる。部屋の中にはロッカーがあり、その数は20個以上。ここは大きな訪問介護サービス事業者なんだろうなと感じます。 そしてこの時間が一番混む時なんでしょう。みんなばたばたと入ってきて、ロッカーに荷物を預けて仕事に出かけます。私は邪魔にならないように、端の方に立ちました。 すると奥のほうから「ああ、いらっしゃい」と声を掛けてくれる女性が。どうやら、この事業所の責任者の方らしい。その後、その横におられた女性に私を紹介します。そして私には「山本さん(仮名)についていけばいいから」と、説明を受けます。 山本さんは、とてもさっぱりした方。 50代で、大学生の息子さんがおられるとか。 この事業所での相当なやり手・・という感じでした。 訪問先などは、大きなホワイトボードに書かれています。 山本さんの名前の横には、日々のスケジュールが書かれていました。 その後、それぞれのヘルパーさん達などスタッフの方同士で小さなミーティング? 連絡事項の確認などが行われました。 私たちが行く場所は、「介護さーびす」から自転車に乗って5分ほどのところ。 出発までにはまだ少し時間があるようで、 今日訪問させていただく、利用者さんたちについての資料を拝見しました。 その後、自転車をお借りして出発。 この日はとてもよく晴れていました。 雨が降れば、当然雨カッパを着ての外出ですから、 安心しました。 9時には山本さんと利用者さん宅に到着。 古いマンションの4階です。 エレベーターはありません。 普通、訪問介護の仕事などでなければ、 こういう風に初めて出会う方の自宅に入ることなど珍しいことですから、 そういう意味でも緊張の一瞬でした。 1件目は、70代のほがらかな女性の高齢者の方でした。 ホッと安心。 いきなり、怖い人だったら、私、倒れます(笑)。 独居の女性です。 風通しと見晴らしの良い、いい部屋でした。 家事と入浴がこの日のメインの仕事でした。 まずはお風呂。この方は体が弱っているものの、一人での移動は可能。ですがお風呂を「またぐ」こと等、この方が出来ないことを援助します。 私は早速短パンになります。 まずは山本さんが利用者さんの体を洗います。 そしてお風呂に入ってもらいます。 そして上がってから、体を拭くのを手伝います。 その後、トイレに行かれた後、 陰部を拭く手伝いをしました。 その後、料理の手伝いを山本さんがされます。 私も手伝います。皿を洗います。 掃除機をかけて終了です。 何か特別難しいことをしたわけではないのですが、初めての経験で疲れました。 この利用者さんは痴呆がかなり進んでいるらしく、行った日によっては、排泄物が散乱していたり、腐った食べ物があちこちに投げられていたりするそうです。この日は、そういうことは全くありませんでした。 2件目は、 60代後半の男性宅です。 独居の男性です。 アパート?というか借家?というか、かなり古くて狭いアパートの1階にお住まいでした。ですが、中に入ると、とても綺麗に整頓されています。ホームヘルパーさんの仕事なのでしょう。この日の仕事は、調理と買物、部屋の掃除など。 まずは部屋の片付けをはじめます。 利用者さんは体調が悪いのか、ずいぶんとおとなしい。体調を聞くと、特に体調が悪いわけではないとのこと。寝不足かもしれません。 とりあえず、外出は出来そうだったため、3人で外出することに。スーパーに買出しです。 利用者さんは、足がご不自由なため、車椅子で。二人で利用者さんを車椅子に移乗。そして出かけました。 少しの食料品を買い込み、帰宅。 掃除機をかけて終了です。 利用者さんがその間、殆ど動かず、コタツの中でじっとしておられるのが驚きでした。日がな一日、そうされているような感じなのです。 その後、事業所に帰ったのは昼1時過ぎ。 介護実習の記録用紙にコメントを記入後、担当者と責任者の方の印鑑を貰い、1日目は終了。 何がどうなるか分からなかったため、お弁当を作っていったのですが、それは不要となりました。 感想としては、 仕事とはいえ、初めてお会いする方々の家に入り、またかなりプライベートな仕事をする、ということに驚きました。 そして、この仕事が「女性向き」であることを今さらながら理解しました。主婦の方に確かに向いている仕事かもしれないです。女性が活躍できそうでいいです。事業所の中でも、男性は一人も見かけませんでしたし・・。 女性は年齢が行くと、なかなか仕事がなくなりますが、こういうところで同年代同士、助け合って仕事が出来たら素敵だなあと思いました。 訪問介護サービス事業者での実習、2日目へと続く・・。 |