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苦情がメールで到着 〜ホームヘルパー (訪問介護・在宅介護)体験記〜 ![]() |
突然の、メールでした。
在宅介護の仕事で入らせていただいている、 ある顔馴染みの利用者さんからの怒りのメール・・。 「この前の介護の時、介護してなかったじゃないか! ちゃんとしろよ!!」 驚いて、手が震えました。 言いたい事はいつも口頭で、目の前で伝える人です。 怒りを溜めやすい人なので、後から不満を述べることもありましたが、 そんなことはまれで。 特に私には「何を言ってもOK」と思っているようで (他の人の前だと常に「天使」だったりしますが・・)、 その場で不満を言わなかったことはないのですね。 メールで怒りを爆発されたのは初めてでした・・。 この方の言う、「この前」をじっくり、思い出してみました。 結論から言うと、その日、その利用者さんは、 とても「ほがらか」でした。 体調も急変しませんでしたし。 体調が悪い時はぐったりと寝たきりになり、移乗するのにもいわゆるボディーメカニクスを利用してきっちりやる必要があるのですが・・。 ううむ。 体が痛い時は服の着脱時に必ず「痛い!」と言う方です。 それもなかった。 食事介助の時も、特に何も・・。 私が箸やスプーンを使っていわゆる食事介助しましたが、その時も、笑顔でした・・。 不味い物もなかったようだし。不味い時は「不味い!!」とその場で言う方だし。 理由が分からないと、こっちはパニックです(涙)。 ゆっくりと、メールで様子を伺います。 「いつもは、何かがあったその時に、直接教えてくれますよね? 今日は、どうしたんですか・・?」 「直接は言いにくいからね!」 初耳です。 「じゃあ、今度はその時言うよ、だったら良いわけ?」 いちいち、きついです・・(涙)。 「その時その時で言ってくださいね。 私には分からないので・・。 「後から、教えてもらうと、その時のことが分かりません。だから、かなしいです。」 「できるだけ力になりたいと思っています。よろしくお願いしますね。」 と、伝えました。 すると、 「もう、分かったよ」 とのメール。 まだきつい。 ここで初めて聞きました。 「何か、あったんですか・・?」 すると、本題が・・。 仲良しのお友達が引越しをするらしい。
そのことで悲しくて、
私への怒りのメールとなったようです。
そういう飛躍はよくありますです。 クレームを言うと、相手は動きます。
みんな、ご機嫌をとりに、様子を伺います。
彼女は、私にその様に接して欲しかったらしい。 なので、私も伝えました。
その友達は、私も知っていたので。
「わたしも、さびしいです。」 共感的理解、というものでしょうか。 すると、彼女から返事が。
「とても、悲しいです。」
ああ、寂しかったんだなあ・・と思いました。
友達の引越しはとてもショックなものです。
そこで、メールは終わりました。
今度会ったら、友達が引越しまでに何が出来るかを、
話し合いたいと思います。
・・でもきっとその前に、一波乱あるかと思いますが・・・・・・(汗)。
・・私は、周りの人たちにどう見えているか分かりませんが、
こういうことがあると毎回、動揺します。
今回もかなり動揺しました・・。毎回、な・慣れません・・。 まあ、慣れて「はいはい〜。そりゃ残念でしたね〜。」と対応するようになったら、クビだとは思いますけどネ。
でも、慣れないものは慣れない、です(涙)。
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