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150円ケーキでクリスマス会 〜ガイドヘルパー(移動介護)体験記〜 |
■ガイドヘルパーとして障がい者の方と参加したクリスマス会
クリスマスシーズンですね。この時期、色々な障がい者団体がクリスマス会を開催します。それぞれに工夫のあるチラシを作って参加を呼びかけていました。 12月はほとんどの障がい者団体がクリスマス会を催すのではないのでしょうか・・? いくつかのクリスマス会をかけもちされる利用者さんも多いです。
私もガイドヘルパーとして、利用者さんとクリスマス会に参加して来ました。 時間は1時間半ほど。結構短い? でも、みんなが集まるのに30分くらいかかるから、 その時間も合わせて合計2時間ということらしいです。 会場は公共施設の一室。 こじんまりした空間。集まったのは30人程度。 会場について部屋を見渡すと・・、 知っている顔が多い多い。 クリスマス会の主催者にしても利用者さんにしても支援者、介護者にしても。 何度か会ったことがある人が何人も。 この1年、細々とガイドヘルパーの仕事をしてきて、 ほんの少しだけど、私も人脈が広がったなあ・・と思いました。 この時期は毎年、「去年の今頃」と比べる時期です。 去年の今頃より少しだけ増えた人脈。 季節のせいでしょうか、12月は、色々な事を振り返る季節なのです。
クリスマス会で出されたのは、150円ケーキ。 何せ、自分でも買ったことがあるので、 それが150円のケーキと分かります(笑)。 150円のケーキにしては美味しいケーキを 出す店のケーキです。 さすが支援者、介護者の人たちは地元の店の「良い店」をよく知っているな、と感心しました(笑)。 クリスマス会は 歌って、踊って、プレゼントもあり。 プレゼントは200円程度の物。 これもやっぱり、 お店で見たことがある商品だから分かる私です(笑)。 利用者さんは私を色々な人のところに連れて行って、 「この人は、まりん姉ちゃん。」と紹介して回ります。 嬉しいけど恥ずかしいです(笑)。 参加者の中にはガイドヘルパーの仕事をさせていただくことがある利用者さんも。 「今度は私のところにも来てねー」と声がかかります。 私は色々な障害者の方々の施設に訪ねることがあるのですが、こういう風に会などに参加させていただくと、思わず涙ぐんでしまうことがあります。 何とも言えずあったかくて平和な雰囲気があって素敵なのです。 そして何だか色々な意味で羨ましくなるのでした。 初めてでもすぐに仲良くなってくれる人が多い。 人見知りが激しい私はその性格がとても羨ましい。 ・・世間ではいろいろ言う人もいるけれど、本人が楽しければいいじゃない、と思います。 大声出して笑ったり、沢山の人と手をつないで踊って、 夢のような楽しいクリスマス会でした。 ■来年も、こうやって利用者さんと出会うことができるだろうか・・? 来年、障害者自立支援法がスタートすれば、 障害者の人達がガイドヘルパーと共に自由に外出することは難しくなるでしょう。 障害の度合いにもよるとは思うんですが、 なかなか友達をつくるのが難しい状態で、 かつ外出先で多少の介護が必要となる方の場合、 ヘルパーが一緒に外出することが望ましい場合もあると思います。 そういうことはボランティアの人がやればいい、 という意見もあるかもしれないけれど、 それだけじゃ、回らない。 困ったときにすぐに出向ける専門職の人間が待機している状態というのは、障がいのある方、そのご家族にとってはとても心強いと思います。 困ったときに、ヘルパーステーションにかけこんでいった利用者さんを何人か知っています。 来年もみんなで笑顔でいられるだろうか、とふと思いました。 |