HOME>糖分祭り開催!? 〜ガイドヘルパー(移動介護)体験記〜
![]() 糖分祭り開催!? |
食事制限をされている利用者さんがいます。女性で障がいをお持ちの利用者さんです。
肥満がかなり深刻なレベルまで来ています。かなりの「事態」になっている、とは、お母さんの弁。必ずダイエットを成功させたい、とのこと。 別に障がいを持っていてもいなくても、肥満であることは、色々な健康上のリスクを負うことになります。利用者さんのお母さんは、かかりつけの医師に、かなり強い口調で警告を受けたらしいのです。 確かに、この利用者さんは体が大きいという印象があります。「丸い」という印象があります。・・人のことを言っている場合ではないのですが(汗)。 私はこの利用者さんとのお付き合いが長いので、その食欲についてはよく知っています。 「でっかく」食べる、という感じでしょうか・・。早食いではないのですが、「喰らい尽くす」という感じです。 ともかく、このままではいけない、ということで、お母さんはガイドヘルパーと出かける場合は、「娯楽のため」の外出ではなく、スポーツをメインにして欲しいとの要請がありました。 それからは私との外出は、スポーツメインに。 水泳やウォーキングなど。 ダイエットって辛い道のりです。特に始めた時は・・。胃が小さくなるまでは苦しい、と一般的に言いますよね。 外出支援で一緒に出かけている時、利用者さんがヒステリックになり、店に駆け込み、アイスクリームを持ち、「今からこれを食べる!!」と離さなかったこともあります。 そういう時は、携帯電話でお母さんに電話をしてもらうようにしていました。一緒に外出してもらう限りは、「友達」のような関係でいて欲しい、何かをきつく注意したししないで欲しい、というのがお母さんの思いだったのです。 お母さんに電話が繋がる限りは、利用者さんからお母さんに電話をするようにして欲しいとのこと。もしも、最悪、カロリーの高い物を食べた場合は、後から報告だけしてくれればいいから、とのことでした。 ただ、この利用者さんは、意思が強い方なのです。 こうだと決めたらやり通す。 利用者さんとお母さんは徹底的に話し合いをし、日頃は徹底的にダイエットをすることに決めたそうです。利用者さんは元々意思が強い方なので、なかなか好調なスタートが切れました。 ただ、日頃働きに行っておられる作業所での昼食に関しては自由に食べても良いことにしているそうです。その方がいいですよね。一日中となるとストレスが溜まります。 数ヶ月経つとダイエットの効果が現れてきました! 顔がだんだんスリムになっていくのです。 体もシャープに・・・! 嬉しかったですねえ。(私の体系はそのままだが・・(笑) それからは、ガイドヘルパーとの外出の際には、少しなら甘い物はオーケーとなったのです。 なんとダイエットで10キロ痩せましたから!! ひええー。すごいー。 でも家では相変わらずダイエット生活なのです。なので、その憂さを晴らすのは外出の時、となったようです。お母さんもそれくらいならいいと思えるようになったそうです。 で、外出の時、利用者さんは色々なことを考えておられるのですよ(笑)。とてもユニークな事を考える方なんですよ。 彼女としては、「甘い食べ物はいけないが、飲み物なら良い」 というポリシーがあるそうなのです。 どういうことかと言うと、 「甘いジュースはオッケイ!!」ということです・・。 炭酸とか甘いコーヒーとかのことですネ。 そして「ソフトクリームは駄目だがシェイクはオッケイ!」・・。 ・・両方とも、「甘い物は食べてない!!(飲んでいるだけ)」ということです。賢いやり方というか何というか(笑)。 外出中は、「どんどん飲んで」おられます。・・・私はこれを「糖分祭り」と呼んでいます(笑)。でも、ダイエットで結果を出しているので、今はのんびり構えています。 以前と比べて見た目は全然違うし、食欲も減りましたよー!!私の体格は変わらないままですが・・(笑)。 |