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![]() お昼ごはんは要らないの〜ガイドヘルパー(移動介護)体験記〜 |
■週末のガイドヘルパーの仕事で一番多いパターンは
週末のガイドヘルパー(外出援助)の仕事は、仕事のスタートが「朝10時か11時」ということが多いです。 午前中のゆっくりした時間に外出して、利用者さんとお昼ごはんを一緒に食べて帰ってくるというパターン。「10時〜14時」くらいの時間帯が好まれます。 多くのガイドヘルパーさんが外出援助の仕事をする場合、このくらいの時間帯で出かけておられるのではないでしょうか。 この時間帯だと、利用者さんのご家族も昼にゆっくり出来ますし、特にお母さんは昼食をちゃんと作らなくて良いから嬉しい!とのことで喜んでおられます。。 子供がいると昼食でもちゃんと作らないと!と思うけれど、自分だけならラーメン一杯、とかで済むから楽なんだ〜、という話も聞きました。 久々に会った利用者Aさんとの外出。 この方はとても節約家でいらっしゃるのです。 その上とても食が細いため、一緒に食べるお昼ごはんはいつも悩むのです。 ■ガイドヘルパーとお昼ごはんは食べたくない!? 普通のお店では何を頼んでも必ず沢山残すことになるのです。最初の頃は中華料理屋に行っていたんですよね。10回くらい口に運んだら後は残す、っていう感じになりました。 利用者さんの小さな口で10回なんて、ホント少ない量です。ほとんど残すことになります。安いといっても700円くらいはします。 節約家のAさんからしてみれば、これはとても辛かったはず。ガイドヘルパーと一緒に出かけることが増えると、Aさんも色々考えるようになり、だんだんと食事が軽いものになってきました。 行く場所も変わってきました。 マクドナルドでハンバーガーを一つ。ミスタードーナツでドーナツを一つ。そういうものをつまみながら小さなドリンクを飲むのが一番経済的だと知りました(ちなみにAさんは一番小さなドリンクを頼んでも残されます)。 で最近はとうとうお昼ごはん自体もう要らないかも・・、とのことで、ファーストフード店でドリンクだけ頼むようになりつつあります。11時出発で2時ごろ帰宅なら、そんなにおなかも空かないようで。 でもお昼ごはんのようなものが少し食べたいため、スーパーのお惣菜コーナーでおかずだけ買っていかれることも・・(家に帰ればお母さんがご飯は炊いておられるため) つまり、お昼に一緒に外出しても、一緒にお昼ごはんは食べなくなってきた、というわけです。ちょっとこれは珍しい例です。 そうそう、家でも「電気を切る」ことに命をかけておられます。私達が2人で外出する際も、家中の電気を消して回ります。おうちにお母さんがおられても(笑)。 玄関で靴を履いた後も、お母さんが消し忘れたお風呂の電気を消しにまた靴を脱ぎ、バババ〜っ、と走っていかれることもあり。 そういえば、先日は少し肌寒く、帰りのバスに乗るまで時間があったのでマクドナルドででも休憩しましょうか?と提案したら(お母さんがそうして欲しいと仰っていたのもあり)、「いや自動販売機のジュースで良い」とのことでしたので、そうしていただいたこともあります。 ここまできっちり節約ということを考えておられる若い方は珍しい・・。会う度に感動する私なのでした。 |