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主電源を切らないでっ! 〜ホームヘルパーの仕事を始めた当初の失敗話(涙)。 〜ホームヘルパーの仕事 (訪問介護・在宅介護)体験記〜 ![]() |
■主電源を切っちゃいました・・〜ホームヘルパーの仕事始めた当初の失敗話(涙)。ああ、失敗(涙)。
ホームヘルパーとして在宅介護の仕事を始めたときの失敗談です。
ある身体障がい者の方のお宅に、生活援助の仕事で入っていました。朝からの仕事で、洗濯や掃除、調理など。いわゆる家事援助の仕事です。 その日の仕事はちゃくちゃくと進めることが出来ました。特に何の問題もなく。 その利用者さんは日の光の入る、とても明るいお部屋に住んでおられます。その上、その日は朝から快晴。早朝に生活援助の仕事に入ったんですが、部屋の中はどんどん明るくなってきて、太陽がまぶしいくらい。 なので、利用者さんに「部屋の電気切っておいて」と言われたんです。 そこで・・・。いつもの癖で、私は利用者さんの部屋の電気の主電源を切ってしまったんです。私が主電源を切る瞬間は利用者さんは見ておられず、私が帰ってから気づいたそうなのですが・・。 この利用者さんは身体に障がいを持っておられます。手足に障がいをお持ちなのです。しかし手すりなどにつかまることが出来れば、歩行可能。ですが家の中では床の上を足をひきずって歩いておられます。そうする方が、利用者さんにとって楽で安全なのです。 ただ、身体がそういう状況なので、高いところには手が届かないんです。もし仮に手が届いたとしても、指でスイッチを切り替えることは出来ないのです。手すりのない壁につたって立つことはどうにか出来ますが、そこから更に指を使ってスイッチを切り替えることは無理。 なので部屋の電気はリモコン式の物を使っておられるのです。リモコンのスイッチをいつも手元に置き、必要な時に押しておられるのです。リモコンのボタンは床に座って押すことが出来るので便利なんですね。立っていちいちスイッチを切り替えることは不可能なので、リモコンはとても便利なんです。 なーのーに、私はそのことを把握しておらず、うっかり壁にある主電源を切ってしまったんですね。※上の写真のようなスイッチです。 昼間の生活援助の仕事だったために、私はそのまま仕事を終了し帰宅してしまったんですね。ああ(涙)。 利用者さんは夕方になり、部屋の電気をつけようと思い、リモコンを押しても、私が主電源を切ってしまったために(涙)、部屋の電気をつけることが出来なかったんです・・。 夕方にはご家族の方が来られたので主電源を入れることが出来たのですが・・。 もしもご家族の方がその日来る予定がなく、ヘルパーもしばらく来ないような状態だったら・・と思うと申し訳ない限りです・・。その利用者さんは電話はかけることが出来る方なので、その時はヘルパーステーションに電話があったとは思うんですが・・。 私は日頃から、家で主電源を切る習慣がついています。節電のための第一歩と言われているし、他の利用者さんですごく節約を意識されている方のお宅では、主電源を切らないと注意を受けます。 ですがその方の場合は、どの主電源も切ってはいけないんですよ。些細なことのようですがオオゴトです。便利な道具を不便にしてどうする(涙)。 暗闇の中で一晩を過ごすことになってしまっていたら・・と思うと、本当に私はドジだなあと思うわけです。 援助の仕事では「個別化の原則」ということが言われますが、日々の生活のささいなところまで気遣えるきめ細かい介護サービスを提供出来るようになるまではなかなか道のりが遠いのでした・・・。 |