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仕事を少し休んでいました 〜ホームヘルパー (訪問介護・在宅介護)体験記〜 |
仕事を少し休んでいました。
どうしても避けることのない予定が入っていて、しばらくの間(と言っても短期間ですが)介護の仕事を休ませていただいていました。
こういう経験はこの仕事を始めてから、初めてのことでした。 事前の段取りは色々と大変でした。 ご本人、ご家族、ヘルパーステーションに事前に相談して、代わりのヘルパーさんを探してもらって。準備が整ってからのことでした。 実は、仕事を半分減らそうかって思っていたんです。色々とありまして。 今度の用事はどうしても譲れないものでした。「絶対休んでもらっては困る!」と言われたら、もう、仕事は続けれないかも、とも思っていて。 私はこれまで、自分から休ませて欲しい、とはあまり言ってこなかったんですよ。主婦の方などはご家族の用などで直前でしかたなく仕事に行けなくなる場合が多いので、そういう時は比較的時間がとれる自分が行けばいいと思っていましたし、出来るだけ突然の依頼にも対応するようにしたいと思っていました。 だけど今回だけは休ませて欲しい、と思ったんですね。お願いをした時の複数のヘルパーステーションのサービス提供責任者の態度は・・あまりよくなかったですねえ。やっぱりヘルパーが休むと何かと大変なんだとは思うんですが・・。 でも、私としては、これまであんまりそういう「休ませて欲しい」という要求をしてこなかったはずなんですよ。 ずっと在宅介護の仕事をしていて、ヘルパーが仕事に行かなければ生活が成り立たない利用者さんがいる、ということは私なりに分かっていたつもりです。でも、しょうがない時もあります、やっぱり。 サービ提供責任者の人としては、「ヘルパーなんか一度休ませたら何度でも適当に休むようになる!」と思っている人もいるみたいで・・。 どー考えても私はそういうキャラクターじゃないと思うんですけど・・(の、つもり・・。これは私のおごりでしょうか・・)。 在宅介護の仕事はとても不安定です。働ける時間帯も短い場合が多いし、その仕事もいつ何時なくなるかも分かりません。そういう不安の中でヘルパーは働いているから、そういう気持ちを少しだけ汲み取って欲しいな、とちょっと思いました。 まあ、ヘルパーステーションとしても全てのヘルパーがワガママを言い出したら、たまらないだろうし、全てのヘルパーの要望を聞いていたら大変だし、仕事は成り立たないとは思うんですが・・。 ヘルパーステーションの色々な噂は色々な人から聞きます。経営は大変な事だと思います。でもただ怒鳴って怒って、ということをしても人はついてこないんじゃないかとも思ったり。そういう目にあったことのある人からも話を聞いたことがあります。 でも、う〜ん、うまくいえないですけど、今回のことはちょっと残念でしたねえ。 でもやっぱり休んでいる間も利用者さんのことは気にかかっていて・・。色々あるけど私はこの仕事が好きなのかな?と思いました。時折勢いで辞めてしまおうか、と思うこともあるんですが、「辞めたい」と言うのって一瞬。これまでの職歴を振り返って、そういうことは沢山してきたはずだから、今度は頑張ってみたいなとも思って・・。 何より利用者さんたちのことが気にかかりました。私は、ヘルパーとしてはほんと大した力にはなっていないとは思うんですけど、それでも何だか寂しかったですね、休んでいる間。 そういう気持ちになれたのが一番の収穫だったかも。 |