HOME>ある戦い その1
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「戦い」という表現は適切ではないのかもしれないんですが、結果としては「戦い」だったのかなあ・・と思うので、「戦い」とさせていただきます。他に適切な表現が、今、思いつかないので・・。 いろいろと、コミュニケーションをとるのが難しいことがある利用者さんだというのは、聞いていました。 利用者さんは、独居の女性。全てのことが自分の思い通りにいかなければ気に入らない方です。人に何かを指摘されるのが嫌いで、何かを指摘したホームヘルパーはクビになります。 「これは、こうした方がいいですか?ああした方がいいですか?」と「尋ねた」だけでクビになったヘルパーさんもいたとか・・。ひええええ。 どうやってクビにするかというと、だんだんと仕事を減らして、それだけで生活できない様にするんだそうです・・。ああ・・。 私の場合、最初はすごく気に入られていたんですよ。でも、私は引いていた(笑)。びくびくしながら付き合っていました。 とても気に入られていた、ということで、彼女は、彼女自身に関するホームヘルプ全般を全て私に!と依頼があったんです。 で、私はどうしたかって? ・・・断りました(笑)。 いやいや、嫌だったわけではないんです。その時点では。ただ、私はヘルパーとして仕事をするためには、沢山の人のところに行きたかったんですね。 私は、いつまでホームヘルパーの仕事ができるか分からないと思っています。そりゃ、ずっとやりたいですけど、自分の体力の限界が来るかもしれない。依頼がなくなるかもしれない。それに、ホームヘルパー制度自体なくなるかもしれないじゃないですか。 そう考えた時に、自分なりにベストだと思ったのは、ホームヘルパーやガイドヘルパーとして、沢山の経験をすることだったと思うんですよ。勿論、一人の利用者さんとじっくり付き合うというのも、勉強です。ですが、私自身の将来のことを考えたときに、沢山の経験をしておく方が、将来のためかなと思ったんですね。 ・・あと、何より思ったのは、最初に熱烈に気に入ってくれる人って、その気持ちが冷めやすい場合もあるってことです。 恋愛だってある意味そうでしょー?この人、きっとこの気持ちがすぐに冷めるなって思ったんですよね(笑)。そしてこれは当たっていたわけですが・・。 長くなりそうなので、つづく。 |