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施設か、在宅か 私の選択 〜介護ヘルパーとしての働き方いろいろ〜 |
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介護ヘルパーとして仕事をしたいと考えた時、勤務形態として、「施設か、在宅か」と悩む人が多いのではないかと思います。 あくまで、私の周り、とても狭い範囲の中だけですが、これまで色々なヘルパーさんから聞いた話を総合すると・・・。 施設で働きたい人のその理由は、 ・正社員で働きたいから ・パートで働いたとしても収入が比較的安定しているから(在宅の仕事と比べて) ・パートでも社会保険関係がしっかりしている ・将来の福祉系上位資格取得を目指し、又、援助技術を本格的に学ぶため、沢山の利用者さんに出会い、介護をしたい ・在宅の仕事だと、突然仕事がなくなることが多い気がする ・介護保険も支援費も先が不透明だが、施設なら在宅の仕事よりはまだマシな状態で働ける気がする 在宅の仕事がしたい人の理由は、 ・施設での流れ作業のような仕事は、援助とは言えない気がする ・1対1で、心の通じる介護がしたい ・施設での人間関係に疲れて在宅の仕事に移った ・施設での介護以外の仕事(施設管理、書類作成など)が嫌だ ・レクや行事が苦手 ・集団行動が苦手 ・施設では毎日毎日、1時間以上の残業を強いられ、家庭生活との両立が不可能になった といったところでした。 果たして私はどうなのか?と言われると、在宅の仕事を始めてしまい、その仕事の面白さにはまってしまった、というのが現状です。施設に面接に行ったこともあります(こちら)。 そうそう、この面接の後、うちで働いて欲しい、という施設もあったのですが(また懲りずに面接に行った)、今は、思うところあって、在宅の仕事を登録ヘルパーとしてしています。 在宅の仕事が面白い・・・と言っても、そりゃ、すごく辛い事もあります。。。このサイトでもよく書いていますが。ですけど、「とりあえず、続いている」という事実があります・・! この、「とりあえず、続いている」というのが、私の中でとても重要なのです。まあ、何せ、これまで続いてこなかった仕事が多いですから・・(笑)。 施設で働きたいと思いましたし、今でもちらっとそういうことは考えます。でも、何となく、私は施設では今は挑戦したくないかなと。 今、担当させていただいている利用者さんは、私に対して大変、協力的な方も多いのです。例えば、私が将来資格を得たいと思っていることも分かって、私に介護の依頼を出してくれている人も居る。ある意味、私の方がバックアップしていただいているような気がしています。 だからこそ、こちらから裏切るようなことは絶対にしたくないです。例えば、小さいことで言えば、私はドタキャンやダブルブッキングはゼッタイにしないですし、遅刻も絶対にしません(・・当たり前ですが・・)。盆も正月も勿論、返上しています。他のヘルパーさんが行けない時にはできるだけ行きます。いつ連絡が来ても返事が出来るよう、携帯電話を離しません。 そんな風に、お互いの信頼関係が成立している状態なんですよね。 又、「はじめに」でも書きましたが、私のこの仕事のスタートは、障がいのある方やそのお母さん方との出会いがあるんです。なので、こういう関係を大切にしたいとも思いました。 そういう全ての関係を断ち切り、施設で働くのは、今は「もったいない」と思っています。 施設で上手くいかなったから、もう一回貴方の在宅介護に行かせて〜、とは、簡単に事は進まないと思います。というか、そんなことできません。 施設で安定した状態で働き続けられるなら、とてもラッキーだし、とても勉強になると思うのですが、それを短期間で辞めてしまうことになるくらいなら(私のことですから・・)、色々なことが不安定でも、在宅の仕事を副業でやるのがいいかなと。 私が副業として在宅の介護の仕事を今続けているのは、そういう理由です。 これがベストな選択かどうかは分からないのですが、おそらく今の私にとっては、ベターかな、と思います。他にやっていることもありますし・・。 実は、私の周りには優秀な介護ヘルパーさんが沢山います。それはホームヘルパー2級の学校の同じクラスの人だったり、利用者さんのお母さんだったり、友人知人だったりするのですが。 そういう人たちでも、この仕事を辞めた人が何と多いことか!とてつもなく多いです。 その人たちというのは、どう考えても、私より100倍くらい優秀なんですよね(笑)。もったいないっ・・・。 どおして辞めるんですかあああああ・・!と私なんてすぐに聞いてしまうのですが、その方々が介護の仕事を辞めた理由は、上に挙げたような理由でした。 挑戦せずにこんなことを言うのも変ですが、在宅であれ、続けていれば、それが介護実績につながります。こつこつこつこつ働いて、稼働日数が300日を超えましたし。 繰り返しになりますが、今の私の選択がベストかどうかは分かりません。 「続けられそうだから続けている」というのが事実です。 当然、リスクも抱えています。 例えば、今担当している利用者さんの容態が変わり、入院された場合、その方の在宅の介護は出来なくなります。つまり、その方に関する介護の仕事がなくなるというわけです。 また、利用者さんがもっといいヘルパーさんを見つけてその人に依頼を出すようになれば、私の仕事はそこでもなくなります。こういう記事も書きました(こちら) そして、介護保険や支援費の行く末も分かりませんよね・・。先が不透明です。その中で、在宅の仕事は今後どうなるか、更に不透明です。 そういうリスクも覚悟の上で続けています。最悪、全ての仕事がなくなるかもなあ・・という覚悟もしているのが現状です。 ・・と、言うと、何かオーバーかもしれませんが・・。 在宅の仕事を続けていくのにも、色々な覚悟が必要だったのは事実なんですよヾ(^-^)←これが、言いたかっただけです(笑)。これをご覧になっている方も、いい選択が出来ることをお祈りいたします。 |